ショートステイのお仕事

ショートステイとは

　高齢者の在宅介護中に、介護する方の負担軽減や一時的に介護ができない場合に短期間入所し、日常生活全般の介護を受けることができるサービスです。介護保険制度では、連続30日までの利用制限があります。

種類別

　特養、老人ホームなどの「短期入所生活介護」では、日常生活上の支援や機能訓練、レクリエーションなどを行います。老健、病院などの「短期入所療養介護」では、リハビリや医療ケアも行われます。一部の老人ホームでは、自立の高齢者も利用でき利用期間に制限のない、介護保険制度適用外のサービスもあります。

　ショートステイ専門施設「単独型」は、業務負担が少なく人気がありますが、施設も求人も少ない傾向にあります。特養や老健など「併設型」「空床利用型」は、施設側の仕事も兼任で勤務状況が厳しいことが多いですが、高いスキルが身に付き転職に役立つ環境といえます。

仕事内容

　食事・排泄・入浴の介助やレクリエーションなど、ほかの介護施設での業務と大差ありませんが、利用者やそのご家族、ケアマネジャーとしっかりコミュニケーションをとり、短い期間で状況を把握、対応するためのスキルが必要です。また、送迎の際、普通免許が必要な施設もあります。

　回転率が速く、多くの人と出会える楽しみがある一方、休日明けは半分以上知らない人ということも多く、頭と気持ちの切り替えが必要です。

給与面

　無資格でも働くことのできる施設が多いですが、収入はほかの施設よりも低めです。ただし、夜勤や特養などの併設型であれば収入アップが見込めます。