介助量の多い職場の方が成長は早い

介護の仕事が全く初めてという方にとっては、できるだけ労働環境の良いところで、すぐにやめることのないように働きたいと考えることは当然です。しかし「成長したい」「介護業界で活躍したい」と考えるのであれば、はじめに苦労することを恐れずに転職活動して欲しいと思います。具体的に大まかな施設の傾向をご紹介します。

介助量が多い施設

介護職は、最初の数年でいかに基礎的な介護技術を身につけられるかでその後の働き方が違ってきます。基礎的な介護技術を身につけやすいのは、介護度の高い人の利用が多く、基礎的な3大介助を多くこなさなければいけない「介護老人保健施設」や「特別養護老人ホーム」などです。大変かもしれませんが、それを乗り越えれば、どこに行っても即戦力として使える介護技術が身につけられるはずです。

介助量が少ない可能性の多い施設

逆に「有料老人ホーム」や「サービス付高齢者住宅」などの場合、身体介助を必要としない利用者が多い傾向にあり、基礎的な介護技術を高められないまま、経験年数を重ねることになるかもしれません。そのままそこで働くのであればいいですが、転職しようとした時に、選択の幅が狭くなったり、技術不足で苦労するかもしれません。

もちろんその人の状況やどういった働き方が合うのかにもよりますが、もし可能なら、初めての職場は技術を身につけることを重視した職場選びをお勧めします。