介護職に活かせる40代以上の強み

若手と差別化してPRできる

　チームワークがカギとなる介護職で必要とされる、協調性やコミュニケーション能力、ホスピタリティを備えている40代・50代以上は、未経験でもそれらを強みとしてアピールすることができます。また、これまでの経験やスキルを活かして介護の現場で働きましょう。

　例えば、前職がエステティシャンなら、レクリエーションにアロマテラピーやエステを提案できますし、運転手なら、利用者の送迎が必要なデイサービスなどで活躍でき、主婦を続けてきたなら家事スキルを活かせます。

　これまでの経験の中で、周囲の人と協力しあって成し遂げたことのエピソードや、コミュニケーションで心がけていたことなど、具体例をあげてアピールしましょう。

　マネジメント経験や管理職経験のある人は、実績など具体的な事例を示し、指導や教育スキルを強みにできます。さらに若手リーダーと一緒に仕事をしていたなどは、介護職の現場にもつながるアピールポイントです。

　日常生活の介助だけでなく、利用者との会話やレクリエーションも仕事のひとつです。楽器を趣味で演奏してきた、手芸が好き、カラオケが得意、歴史に詳しいなど、人間的な幅がある人が求められます。

　40代以上で介護職へ転職を考える人には「親が介護施設に入る時にケアマネジャーにお世話になった」などきっかけがある人が多いのではないでしょうか。志望動機やビジョンがはっきりしていると「軸がしっかりしている」と歓迎されます