求人情報を使い分ける

 

　転職活動の際「非公開求人」という言葉を聞いたことがありませんか。一部の転職エージェントが情報を把握している一般に公開されていない求人情報のことです。企業にも求職者にもメリットのある求人方法ですが、内容的に特に一般求人と変わりないものが多くあるのも事実です。「非公開」という言葉に惑わされず、自分にとってどうかをしっかりと見極め、うまく活用しましょう。

 

企業が求人を非公開にする理由

 

　人手不足の介護業界で、なぜ求人を非公開にするのでしょうか。公開求人では、年収・仕事内容など詳細をインターネットに掲載する必要があり、例えば幹部候補など、諸条件やそもそも募集をしているという情報を社内外に知られたくない求人もあります。また、専門性の高い介護職ポジションなどは、一般介護職員より給与が高いといった好条件が多く、応募が集中して、面接や選考など採用までに時間がかかってしまいます。つまり、高スキルの人材をできるだけ早く確保したい場合、求人を非公開にすることが多いといえます。

 

求職者のメリット

 

　膨大な求人情報の中から、自分の経験やスキルにあった募集をできるだけ早く見つけることができます。やりたいことや目指すところがはっきりしていて、今後もスキルアップしたい、諸条件にもこだわって応募したいと考えている人にはよいかもしれません。ただし、まだ自分の方向性が決まっておらず、介護職の中でも色々比べてみたい人は、公開求人でたくさんの情報を見比べ、自分のペースで仕事を見つけることをおすすめします。